COLUMNコラム

なぜ今「平屋」?2026.02.12

― 住まい手の未来と社会まで考えた家づくり ―

こんにちは。安曇野市の木造住宅専門の設計事務所兼工務店
ココチエ建築設計株式会社の矢倉です。

最近の家づくり相談で、とても増えているご要望があります。

それが「平屋にしたい」という声です。

単なる流行と思われがちですが、実は平屋という選択には、住まい手の未来、そしてこれからの社会にとっても大きな意味があります。

今日は「なぜ今、平屋が選ばれているのか」を、暮らしの視点からお話しします。


平屋は“今”ではなく“一生”で考える住まい

2階建てと比べて、平屋の最大の特徴は「生活がワンフロアで完結する」ことです。

これが将来において非常に大きな安心につながります。

年齢を重ねると、階段の上り下りは想像以上に負担になります。転倒リスクも高まります。ですが平屋なら、その心配がありません。

つまり平屋は、

「住み替えなくていい家」

なのです。

子育て期も、仕事期も、老後も、同じ環境で暮らし続けられる。この安心感は、住まいの価値そのものと言えます。


暮らしのストレスを減らす設計

平屋は動線が短く、家事効率が良いという特徴があります。

洗濯、掃除、収納、移動――日常の動作が自然とコンパクトになります。

これは単なる便利さではありません。

日々の小さなストレスが減ることで、心の余裕が生まれます。

家族と話す時間が増える。
自分の時間を持てる。
家で過ごす時間が心地よくなる。

住まいが「疲れる場所」ではなく「整う場所」になるのです。


家族の距離が自然に近くなる

平屋は空間が横につながります。

完全に分断されないため、家族の気配が自然と伝わります。

子どもの様子がわかる。
親の存在を感じる。
声をかけやすい。

これは見えない安心感を生みます。

現代はそれぞれが忙しく、家族の時間が減りがちです。だからこそ、住まいが関係性を支える設計であることが重要なのです。


メンテナンスと将来コストの安心

平屋は構造がシンプルなため、点検や修繕がしやすいというメリットがあります。

将来のメンテナンス費用も予測しやすく、長期的な家計の安定につながります。

家は建てて終わりではありません。

「住み続けるコスト」まで見据えることが、本当に賢い家づくりです。


社会にもやさしい住まいの形

日本はこれからさらに高齢社会が進みます。

平屋は介護しやすく、事故リスクを減らし、医療や福祉の負担軽減にもつながります。

また、長く住める家は住宅ストックとしての価値も高まります。

これは個人のメリットだけでなく、社会全体の持続可能性にも関わる話です。


平屋は“人生設計”そのもの

平屋を選ぶということは、

「今の便利さ」ではなく
“一生の暮らし”を設計すること。

私たちココチエは、間取りやデザインだけでなく、

どんな毎日を送りたいのか
どんな未来を描いているのか

そこまで一緒に考えます。

住まいは人生の土台です。

だからこそ、将来も安心できる設計を。

平屋という選択が、あなたの暮らしをより自由で心地よいものにしてくれるかもしれません。

ぜひ一度、その可能性を一緒に考えてみませんか。

ココチエ建築設計株式会社