COLUMNコラム
長野県の家は寒すぎる?データから見る断熱性能の重要性2019.11.25
長野県佐久市・佐久穂町・須坂市にて、設計士とつくるデザイナーズ住宅を提供している株式会社トモノです。
長野県での家づくりのコツを伝えていきたいと思います。
長野県が実際にどれだけ寒いのかを数字で確認してみよう。
長野県に住んでいると、「寒いな」と感じても他の都道府県と比較してどれほど寒いのか?までは気にしたことはあまり無いと思います。
実際に数値で長野県の寒さを確認してみると、改めて驚きます。長野県は本当に寒い都道府県です。
出典:都道府県格付研究所より一部抜粋
気象庁の発表データをまとめたサイトより引用したデータが上記になります。
結果的には・・・長野県は全国ワースト5位の寒さを誇る県でした。
北海道や東北の青森県・岩手県とは、平均温度で1℃以上の差がありますが、山形県・秋田県などとはほぼ互角の数値、福島県・宮城県よりは、平均気温をみると長野県のほうが寒いことが解ります。
私たちが住んでいる県は一部の東北地方よりも寒い、全国的に見ても「寒い」県なのだという認識はしっかりと持っておく必要があります。
長野の人は我慢強い?全国ワーストワンの部屋温度で暮らしている。
一方で、外が寒くても家の中があたたかければ問題ない気もします。しっかりと家が私たちを温かさで包み込んでくれている状況であれば、暮らしは快適なはずです。
しかし、これもデータで見てみると、長野県の家の中は非常に寒い状態で私たちは暮らしていることもわかります。
Weathernewsが行った調査によると、なんと全都道府県の中で長野県の室内温度は全国ワースト1位、つまり一番低い室内温度で暮らしていることがわかります。
表:部屋の温度が高い都道府県ランキング
出典:weathernews 2012調査データより
部屋の中の温度が低い要因は
・短い暖房時間。(長野県はエアコン利用時間が全国41位と短い県です。)
・寒い県なのに北海道・東北と比較すると住宅の断熱性能が低い家が多い。
・長野県の人は我慢強い?
等が考えられます。
平均温度比較のデータでは、長野県よりも寒いとされていた、青森県はエアコンの使用時間は長野県よりも短いのに部屋内の温度が高く、暮らしやすいという結果も出ています。
長野県は、外も寒いし・家の中も寒い。
他の都道府県とデータで比較してみると、否応なしにこの事実が突き付けられます。
長野県で家を建てるなら、断熱が行き届いた家を建てましょう。
この劣った住環境を改善する方法は、家を建てる際にしっかりと断熱が施された住宅を建てるだけで解決できます。
私たちが取り組んでいる「スーパーウォール工法」では、断熱性能が低い部屋と高い部屋をぞれぞれサーモカメラによって温度を可視化した画像を公開しています。
出典:SUPER WALL CONCEPT&TECHNICAL BOOKより抜粋
長野県で多くの方が住んでいるであろう、断熱性能の低い家では同じ暖房状況を再現したとしても、部屋の温度にムラが発生していることが解ります。
特に足元は寒い状況のままのため、これでは非常に不快であり暮らしにくいことが想像されます。
反対に断熱性能を高めた住宅を見てみると、足元から天井まで温度分布がほぼ一定であることが解ります。
これであれば、足元からあたたかく暮らしやすいですよね。
家づくりに役立つ情報をまとめています。
上記の記事は、トモノが運営するオウンドメディア「Nagano ie Labo」でも確認できます。
長野県で家を建てるなら知っておいて欲しい知識を集めていますので、確認してみてください。