COLUMNコラム

収納を活かす方法2022.09.05

こんにちは。ミライエ建築工房の米山です。

 

いきなりですが、

平成の30年間で変わったことといえば

どのようなことが思いつくでしょうか。

様々なことがありますが、

暮らしに関して一つ挙げるとすれば、

いろいろなものが薄型になったこと

ではないでしょうか。

 

その代表的なものとしては

テレビがあり、

パソコンや掃除機なども

どんどん場所をとらなくなっていますよね。

 

また、現在のお家は昔のお家と異なり、

収納をつくることが当たり前なので、

タンスやドレッサーなども

買う必要がなくなってきています。

 

つまり、以前に比べてプロダクトが薄型になったこと、

そして、収納を充分につくるのが当たり前になったことから、

現在の家は、部屋自体を以前のように大きくつくる

必要性がなくなったのですが、

それにプラスして、

収納のつくり方もよく考えることが

大切なのではないでしょうか。

 

 

 

 

いわゆる「押入れ」と呼ばれている

奥行きが深い収納は、

賃貸住宅では定番の収納ですが、

この収納を使いにくい

と感じたことありませんか?

 

収納ボックスを奥に詰めて置けば、

手前の余ったスペースに

何かしら置いてしまうし、

そうなれば、奥のものが取り出しずらくなり、

結果として奥のボックスの中に

何が入っていたのかを忘れてしまい、

同じものをいくつも購入することにつながってしまいます。

 

さらにいうと、なぜか収納の多くは

2枚がスタンダードなのですが、

実はこれも、もったいない

収納のつくり方なんです。

 

空間に余白が生まれてしまうからです。

 

収納ボックスの上が

空いているからといって

そこに何かを置いたりしませんからね。

 

ということで、収納をつくる時は

 

そのポテンシャルを最大に活かすことができるように

奥行きや棚を考える必要があります。

 

そして、より収納を有効活用するために、

棚板の数も充分に用意しておくことも重要です。

棚板にはそれなりの費用がかかりますが、

充分に棚をつくることができれば、

無駄に面積を増やさずとも

充分な収納を確保することができます。

 

 

 

 

特に、細々したものが多い

リビングダイニングやキッチンの周りには、

奥行きが浅い収納も必要になる

ということを頭に入れながら、

間取りを考えていただければと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。