COLUMNコラム
高断熱・高気密住宅なのに光熱費が高い?2025.12.28
年末年始によく受ける「他社で建てた方からのご相談」と住まい方のヒント
安曇野市の工務店 ココチエ一級建築士事務所の矢倉です。
今年も残すところ、あとわずかとなりました。
ご家族で年越しの準備をされている方、
帰省やお正月休みを楽しみにされている方も多い時期かと思います。
年末年始は、
家で過ごす時間が長くなり、
住まいの快適さや光熱費が気になりやすい時期でもあります。
そんな中、私たちのもとには
この時期ならではの住まいのご相談が増えてきます。
ご相談内容|高断熱・高気密住宅なのに電気代が高い
年末年始前後に多いご相談のひとつが、
他社様で高断熱・高気密住宅を建てられた方からのものです。
「高性能な家のはずなのに、
冬の電気代が思ったより高くて不安で…」
家にいる時間が増えるからこそ、
こうした違和感に気づかれる方が多くいらっしゃいます。
原因は家ではなく「使い方」だった
詳しくお話を伺っていくと、
原因は住宅の性能そのものではなく、
エアコンの使い方にあるケースがほとんどです。
朝や外出時にエアコンを止める
帰宅後に一気に暖める
寝る前にまた止める
一見、節約しているようで、
高断熱・高気密住宅では
もっとも負荷がかかる使い方になってしまいます。
解決のヒント|年末年始こそ「つけっぱなし」を試す
そこでお伝えするのが、
**エアコンの連続運転(つけっぱなし)**です。
特に年末年始のように
在宅時間が長い時期は、
結果が体感しやすくなります。
設定温度:20〜23℃
夜も消さない
不在時は最低限で維持
家全体が安定し、
寒暖差が少なくなります。
「つけっぱなし」に抵抗がある方へ
今までと違った住環境ですから、
「エアコンを付けっ放しにする」ことに
抵抗感が生まれるのは自然なことです。
ですが、どうか一度、
「この子(家)は、出来る子」
と信じて試してみてください。
高断熱・高気密住宅は、
正しく使ってあげることで、
きちんと応えてくれる住まいです。
年越しの住まい方|日射取得を味方につける
年末年始は、
昼間の日射取得もとても重要です。
昼間:吹抜けや2階窓のブラインドを開ける
夕方以降:しっかり閉めて熱を逃がさない
太陽の熱は、
無料で使える暖房です。
年の変わり目に、住まいを見直す
年の変わり目は、
暮らしを見つめ直す良いタイミングです。
本当に快適に過ごせているか
無理な我慢をしていないか
家の性能を活かせているか
もし違和感があれば、
「家が悪い」と決めつけず、
一度、使い方を疑ってみることも大切です。
まとめ|新しい年は、家と仲良くなる一年に
高断熱・高気密住宅は、
住みこなすほどに良さが分かる住まいです。
新しい年は、
家と少し対話しながら、
より快適な暮らしを育てていってください。
今年も一年、ありがとうございました。
来年が、皆さまにとって
あたたかく、穏やかな一年になりますように。


