COLUMNコラム

結露の原理について2026.01.18

― 外気温と室温、その温度差が生む現象 ―

こんばんは。
ココチエの矢倉です。

冬になると多くなるのが、
「窓の結露が気になる」
「サッシまわりが濡れる」
というご相談です。

ですが結露は、
単なる冬の風物詩ではなく、
**住まいの性能と健康を映す“結果”**でもあります。

今日は、
・結露はなぜ起こるのか
・外気温と室温の関係
・何度差で結露が発生するのか
そして
なぜココチエでは“35年無結露保証”を大切にしているのか

この点についてお話しします。



■ 結露の正体は「空気中の水蒸気」

まず知っておいてほしいのは、
結露は水漏れではありません。

空気中に含まれる
目に見えない水分(=水蒸気)が、
冷たい面に触れて水に変わる現象。
それが結露です。

冬の窓ガラスや、
冷たい飲み物のグラスが濡れるのと、
原理は同じです。



■ 外気温と室温の関係

結露は、
外気温と室温の差によって起こります。

例えば、

・室内:20℃
・外気:0℃

このとき、
窓ガラスや壁の表面温度は
外の冷気の影響を受けて大きく下がります。

そこに、
室内の暖かく湿った空気が触れると、
結露が発生します。

重要なのは、
室温ではなく
**「表面温度」**です。



■ 何度差で結露は出るのか?

ここで出てくるのが
露点温度という考え方です。

露点温度とは、
「空気中の水蒸気が、水に変わり始める温度」。

例えば、

・室温:20℃
・湿度:50%

この場合、
露点温度はおよそ 9℃ です。

つまり、

・窓や壁の表面温度が
・9℃以下になると

結露が発生します。

外気温が0℃前後になる冬では、
断熱性能の低い窓や壁は、
簡単にこの温度を下回ってしまいます。

結果として、
10℃以上の温度差がある環境では、結露が起こりやすい
ということになります。



■ 本当に怖いのは「壁の中の結露」

窓の結露は、
拭けば目に見えなくなります。

ですが、
本当に注意が必要なのは
**壁の中で起こる結露(壁体内結露)**です。

・断熱の切れ
・気密不足
・室内の湿った空気が壁の中に侵入

これらが重なると、
壁の中で結露が発生し、

・断熱材の性能低下
・柱や土台の腐朽
・カビの発生

建物の寿命や、
住む人の健康にも影響します。

しかも壁の中は、
住んでから気づくことができません。



■ なぜ「35年無結露保証」が必要なのか

結露は、
「換気をすれば防げる」
「除湿すれば大丈夫」
という単純な話ではありません。

本質は、

・断熱
・気密
・構造
・施工精度

これらが一体として成立しているかどうかです。

ココチエでは、
SW(スーパーウォール)工法を採用し、

・高断熱
・高気密
・計算に基づいた構造
・内部結露を起こさない設計と施工

これらを前提として、
35年間、壁体内結露を起こさない保証が付いています。

これは、
「結露が起きたら直します」という保証ではありません。

結露が起きない前提で、設計・施工されている
という証明です。



■ 結露を防ぐことは、健康を守ること

結露がない住まいは、

・建物が長持ちする
・カビが発生しにくい
・空気がきれい
・体への負担が少ない

つまり、
人にも、家にも優しい住まいです。

結露は、
冬だから仕方がないものではありません。

正しい知識と、
正しい家づくりによって、
防ぐことができる現象です。



家は、
何十年も家族の暮らしを支える場所。

だからこそ、
見えない壁の中まで、
きちんと安心できること。

それが、
ココチエが「35年無結露保証」にこだわる理由です。