COLUMNコラム
現金と資産と三大固定費と2023.06.05
こんにちは。ミライエ建築工房の米山です。
前回のコラムの内容の続きを
お伝えしていきたいと思います。
人生100年時代といわれる現代において
予期せぬことが起こった場合にも対処
できるよう、資産を形成していくために
役立つ内容をお伝えできればと思います。
銀行の普通預金金利がいくらで、
定期預金金利がいくらなのかまで
知っている人は少なくとも、
銀行にお金を預けていても
全く増えないということは、
誰もが知っている事実だと思います。
しかし、その事実を頭では分かっていても
それ以外の貯蓄方法を知らない、
あるいは、あるとは知っていても
なかなか一歩が踏み出せないという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
実際に、
日本人は金融資産における金融投資の割合が
世界的に見てもものすごく低いというデータがあります。
(※日本銀行調査統計局2021.8.20「資金循環の日米欧比較」)
つまり、株や投資信託をはじめとした
金融投資にものすごく消極的だということですね。
恐らく、損をすることに拒否反応があったり
知らないことをものすごく嫌う傾向があったり、
そもそもそういったことを教えてもらっていない
というのもあると思います。
また、働かずしてお金を儲けること自体が
悪いことかもしれないというイメージが
あるのかもしれません。
様々な理由が考えられますが、
確実に言えることは、とにかく日本人は
金融投資に後ろ向きだということですね。
データ的に見ても
金融資産における金融投資比率が
47%のアメリカや25%のヨーロッパに対し、
日本はたった16%であり、
かつ、そのほとんどが富裕層のようですしね。
2017年にメガバンクのUFJ銀行が
調査した結果によると、
企業勤めの人の45%の人が
投資経験がゼロのようなので、
日本人の投資や資産運用に対する
イメージがいかに悪いのかが、
このデータからも伺い知れますよね。
✔︎現金だけで資産を持つことのリスク
しかし、考えなければいけないことは、
現金だってリスクが全くないわけじゃない
ということです。
というのも、インフレによって
物価が上がってしまった場合、
持っている現金の価値は
それに逆行して減ってしまうからです。
仮に、現在貯金が300万円あるとして、
100円で買えていた物が
200円に値上がりした場合、
300万円の価値は
150万円に目減りしてしまう
ということですね。
✔︎まずは資産形成の原資づくりから
現実的には
現金だけで貯蓄していくのではなく、
資産形成のためにコツコツと
積立投資をしていくことが大切になります、
そのためにまずは家計の中から
そのための資金を捻出しなければいけません。
そして、そのためには
いかに家計における固定費を
合理的に減らすかが重要なポイントとなります。
まずは、住宅ローンの返済額です。
そして、そのためには家づくりのやり方から
よく考える必要があります。
続いてが生命保険です。
これに関しても家を建てると
余分な死亡保障を外すことができるので
家を建てると同時に見直すべきだし、
子供が巣立った後は
必要以上の保障はいらないわけなので、
その辺もよく考えた上で入るべきです。
さらに、車の持ち方もよく考えるべきです。
高い車を買えば、
単純にその分出費が増えるわけで、
もしかける場合は価値が落ちにくく、
売却時にトントンかあるいは価値の目減りが少ない
車種を調べて買うようにするのがお勧めです。
この3つが三大固定費となるので、
将来のことを考えて
この3つのお金の使い方に
気をつけていただければと思います。
家づくりを始める前に
まずはご夫婦でこれらのことについて
よく話し合っていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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