COLUMNコラム

日常生活を楽に快適にする平屋①2023.10.30

こんにちは。ミライエ建築工房の米山です。

 

今回と次回で平屋のお家の特徴についてお伝えしていきます。

予算のことも大事だし、

もしものことから家族の身を守ることも大事ですが、

それに負けず劣らず大事なことが日常生活のしやすさですよね。

 

家事に育児に仕事に忙しいうちは、

なるだけ家事にかかる時間が短縮できる家にしておきたいですし、

歳をとった後はもちろん、歳をとってなかったとしても

動く距離が短ければ短いほどなにかとラクですもんね。

 

そんなこんなで、今も未来もずっとそんな暮らしができる

「平屋」のお家についてお伝えします。

 

 

まず「2階建て」と「平屋」の明確な違いが「洗濯動線」です。

 

2階建ての場合、ベランダに洗濯物を干すとしたら

上と下を行ったり来たりしないといけませんからね。

干すために階段を昇ってベランダに洗濯物を干し、

取り込むために再び2階に上がって、

取り込んだ洗濯物をリビングに持って降りてきて、

畳んだ洗濯物の一部を再び2階に持って上がるという感じですね。

 

最近はこの面倒くささを解消するために

1階に干場をつくり2階に上がる回数を減らしているのですが、

この場合でも、靴を履いて外に出て

干したり取り込んだりしないといけないし、

何度も外と中を往復するので、

『ラクか』と言われるとそうでないかもしれません。

 

外に出るとしたら

お隣さんやご近所さんと顔を合わす可能性だってあるので、

いつもそれなりに身支度を整えておかなければならないですよね。

 

他方、平屋にすれば上下移動が全くなくなるので、

それだけでずいぶんと動きがスムーズになります。

 

ただし、平屋の場合でも勝手口から外に出て干したり

取り込まなければいけないとなると、

先程お伝えした状況と全く同じなので、

そうならないように工夫しないといけないのですが。

人目につかない場所で洗濯作業が出来るように、

かつ、干す・取り込む、の動線が短くなるようにという工夫ですね。

 

これが実現出来れば、

時間に関係なく洗濯作業を行うことができるので、

時間的なことも身なり的なことも

隣近所に一切気を使うことなく洗濯ができるようになりますからね。

 

 

そして、続いての明確な違いが「片付けのしやすさ」です。

2階建ての場合、2階につくった子供部屋を

子供たちは中学生ぐらいになるまでほぼ使わない可能性が高いですよね。

つまり、子供部屋が使えない分、

子供たちの荷物が1階のどこかしらを占領してしまうというわけですね。

 

では、その場所がリビングだとしたら?

そして、リビングだけでは事足りずダイニングまで占領するとしたら?

 

お気に入りのリビングダイニングは、

子供たちの荷物が溢れ、

生活感が漂うお家になってしまうかもしれません。

 

他方、平屋にすれば子供部屋が1階になるため、

全てとは言わずとも、ある程度のものを自分の部屋に片付けることができます。

ランドセル(バッグ)・制服・普段着・絵本・パジャマ・

あまり使わない2軍のオモチャといったものたちを、です。

 

そして、それだけでずいぶんとリビングやダイニングの

散らかり方や見え方が違ってくるのではないでしょうか。

 

また、自分たちの服やパジャマや普段着やカバンも、

寝室とクローゼットが1階にあれば、

ずいぶんと片付けやすくなるのではないでしょうか。

 

疲れて帰ってきた時もそうだし、

朝、寝ぼけて頭がボーっとしている時に

2階まで行くのってホントに面倒くさいですもんね。

 

この他、片付けの手間が省ける家になれば、

掃除機も埃掃除もラクになるので、

これから家を建てようとお考えの方は、

ぜひ一度「平屋」についても考えてみていただければと思います。

 

では、次回は日常生活の続編

「快適さ」についてお伝えしていきたいと思います。

次回の内容も、快適な暮らしを手に入れるためには

絶対に欠かせない要素なのでぜひご覧いただければと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。