COLUMNコラム

命を守る家づくり【耐震性能】2024.01.22

こんにちは。

ミライエ建築工房の米山です。

 

令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に

心よりお悔やみを申し上げるとともに、

被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

どうか、これ以上被害が広がりませんように。

そして1日も早い復興と皆様が平穏に、大切な方々と共に

安心して暮らせる日常が戻ることをお祈り申し上げます。

 

そして、お家づくりをお考えの皆様の中には、

家の耐震性能について改めてお考えになった方も

いらっしゃると思います。

今回は耐震性能と弊社が考える命を守るためのお家づくりについて

お伝えします。

 

 

日本の法律 耐震基準と耐震等級

まず、耐震基準とは一定の強さの地震に耐えられるように

建築基準法で定められた最低限守られるべき基準です。

 

建築基準法は、「国民の生命、健康および財産の保護

を目的とした最低基準なので、

その中に含まれる耐震基準も同様に

大地震が発生したときに即座に家が崩壊・倒壊し、

命が奪われることがないようにすること

目的として定められています。

 

地震大国といわれる日本で、この耐震基準は

大きな地震が起こる度に改正され続けています。

現在の耐震基準は1995年に発生した阪神淡路大震災を受け

2000年に改正された基準(2000年基準)が適用されています。

 

2000年基準には耐震基準を基盤として、

耐震等級が定められています。

 

『住宅性能表示制度』に基づき、

住宅の耐震性能をより分かりやすく評価するための指標として

耐震等級1~3の3段階が設定されています。

数字が大きくなるにつれて住宅の耐震性能が高くなり、

耐震等級1が法律で定められた最低基準(=耐震基準)

同等の基準です。

 

ですから、これから建てる住宅は最低でも

耐震等級1でなければなりません。

 

では、次に各耐震等級の基準についてみていきます。

 

 耐震等級

耐震等級1【最低基準】

先ほどもお伝えしたように、耐震基準と同等の基準です。

・数百年に1度程度の地震(震度6から7程度:阪神淡路大震災や

2016年の熊本地震、能登半島地震と同等の揺れ)に対して倒壊・崩壊しない。

・数十年に1度発生する規模の地震(震度5程度)は住宅が損傷を生じない程度。

ここで確認いただきたいのは、

基準の範囲:震度67の地震で「倒壊・崩壊しない」という部分です。

これは、「倒壊はしないが、一定の損傷を受けることは許容している」

と解釈できます。

地震発生後に補修や、大きな損傷がある場合は建て替えが必要

になる可能性があるこということです。

 

耐震等級2

耐震等級1の1.25倍の耐震性があります。

長期優良住宅では耐震等級2以上が認定の基準です。

 

耐震等級3

耐震等級の最高基準であり、耐震等級11.5倍の耐震性があります。

2016年に発生した熊本地震では2度の震度7の繰り返しの大きな揺れにおいて

耐震等級3に当てはまる建物は、大きな損傷が見られなかったことが

明らかになっています。

 

 

こうしたことから、これから先も安心して暮らし続けるためには

耐震等級3相当の建物がより有効だと考えられます

  

また、耐震等級は法律で定められている

等級1が最低基準ですが、

それ以上を目指したいとお考えの場合には

お家を建てる皆さんが住宅会社にリクエスト

をしなければなりません。

特に耐震等級について説明がない場合や

標準仕様が分からない場合は、

完成するお家はおそらく耐震等級1のお家に

なる可能性が高いです。

 

なので、もし耐震等級3をご希望の場合には、

「耐震等級3のお家にしてください!」と

リクエストすることが重要です。

そしてそのためには、それぞれの等級について

しっかりと理解をすることが大切です。

 

ミライエの耐震性能

 弊社では、標準仕様で耐震等級3相当の地震に強いお家を

建てさせていただいています。

また、SW工法で建物の構造を強化することに加えて、

2016年の熊本地震発生以降すべての新築住宅に

制震テープを採用しています。

 

制震テープとは、簡単に説明すると、

地震の揺れを吸収するために使用するテープ状のもので、

最大80%揺れを低減します。

防災科学技術研究所、東京大学、清水建設の共同研究に

よって開発された実験とデータに基づいた信頼性の高い製品です。

また、制震テープの耐久性は110年。一度施工すると半永久的に

十分な制震性能を維持します。

 

安心して暮らし続けるために、建物の耐震性能について

考えることはお家づくりでとても大切なことです。

 

いざというときに、大切なご家族の命や財産を守るために

どんな性能のお家で暮らしたいのかといったことも

ご家族でしっかりと話し合い、納得のいくお家づくりを

していただきたいと思います。

 

そして弊社では、

今回お伝えした耐震性能はもちろん、その他のお家づくりに関して

ぜひ知っておいていただきたいことを学べる家づくり教室を開催予定です。

 

ーーーーー 詳細 ーーーーー

第2回 家づくり教室

開催日:2024年1月28日(日)

時間 :14:00-16:00

場所 :中川村お試しシェアオフィス

定員 :限定3組

 

ご予約はこちら ⇩

080-8160-4937 又は 予約サイト ミライエ建築工房イベント予約サイト (reserva.be)

 

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