COLUMNコラム

窓に対する固定概念2022.05.07

4月からミライエ建築工房に入社しました。米山です。

2030年のSDG’s達成に向けてSWビルダーズファミリーの一員として長野SW会を盛り上げていきたいと思います。

5月に入り、気温も上がって、心地の良い風が吹く過ごしやすい季節になりましたね。窓を開けて清々しい風をお家の中に取り入れたいと感じる方も増えてきたのではないでしょうか。

 

そこで、今回は「窓」についてお家づくりの参考になることをお伝えできたらと思います。

 

窓については多くの方が、「窓が多い家ほど明るい」「窓が大きい家ほど明るい」と考えがちですが、実は大して相関関係はありません。

理由は、窓をたくさんつくっても、また、窓を大きくしても、そこにカーテンをつけることで、

そこから入ってくる光を閉ざしてしまうからです。

 

他方、窓の数を減らしたとしても、また、それらの窓がそれほど大きくなくても、カーテンがいらない窓さえつくることが出来れば、日中ずっと自然光だけで、過ごすことができる家になります。それだけではなく、窓が少なくなればその分コストカットもできるし、断熱性と耐震性が高くなり、かつ外壁が汚れる原因が減り、なにより窓掃除の手間を減らすことができます。

 

また、一般的に寝室や子供部屋には窓が2か所設置されます。理由としては、2か所の窓で風通しをよくすることや部屋を暗くしないためだと考えられます。

しかし、窓の本数を1本にしても暗くならない、風通しの良いお部屋をつくることができます。

 

暗くならない部屋にするためには、カーテンがいらない窓にするということですね。

 

風通しに関しては、窓を開けて換気をする時の状況を頭に思い浮かべてみてください。換気をする時、部屋のドアを締め切ったままでするでしょうか?おそらく、室内のドアも全部オープンにして、家全体で風が通るように換気するのではないでしょうか?

 

また、 四季がある日本では、季節によっては窓だけでは十分な換気が出来ないことから、24時間換気システムが義務化されており、その結果、窓を開けて換気しなくても、必然的に家の空気が入れ替わるようになっています。

そのため、窓の数を減らも風通しに関して大きな問題はありません。

 

このほかにも、収納にも本当に窓が必要なのかをよく考えてみることも重要です。

 

 

カーテンありきの窓をつくらない、そしてそもそもいらない窓はつくらないという視点もお家づくりの参考にしてみてください。

今回紹介した内容をもっと詳しくお伝えする家づくりセミナーを以下の日程にて開催いたします。

6月26() 1330~ 

飯田市南信州・飯田産業センター エスバード

 

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