カギを握るのはバランス感覚2022.10.05

こんにちは。ミライエ建築工房の米山です。

涼しくて過ごしやすい天気や、風景から

すっかりと秋が感じられるようになりましたね。

最近はいろいろなところから金木犀の香りが

運ばれてきて、とっても幸せな気持ちになります。

さて、今回はお家づくりにおける考え方のバランス

についてお伝えしていきたいと思います。

家の価格も含めて物価が上昇しつつある現在は、

これまでのお家づくりの「当たり前」をもう一度

見つめなおして考えていくことが大切になります。

✔︎必要かどうかを再考してみる

年々、共働き世帯の数は増えています。

しかしその結果、家事と育児と仕事に追われ、

ホッと一息つく間もないぐらい

忙しい日々を過ごしているのではないでしょうか。

こうしたことから、現在は家事負担を減らせるような

家づくりが主流となっていて、

リビングダイニングキッチンが仕切りなく一つの空間となり、

そのうえ対面キッチンになっているのも、

実は家族にとって、優しいつくりなんですよね。

例えば、キッチンがダイニングやリビングの方に

向かっていると、

ダイニングで勉強する子供の様子を見ながら、

食事の準備や後片付けができるということですよね。

また、リビングで遊ぶ子供の様子を見ながら、

食事の準備や後片付けもできますよね。

さらに、広々としたリビングで勉強をしたり、

遊んだりしている子供たちの様子を見ながら、

取り込んだ洗濯物をたたむこともできますよね。

つまり、現在では

すっかりスタンダードとなっている対面キッチンは、

忙しい現代人にとって「ながら作業」ができる

ベストな形というわけですね。

そして、そう考えると、

洗濯物をたたんだり、アイロンがけを

したりするためだけにつくる「家事室」といったものは、

別段つくる必要がなさそうな気がしませんか？

たとえ、わずか3帖という広さだとしても

100万円前後のコストがかかってくるわけですからね。

また、客間（和室）も

本当に必要かどうか考えてみてはいかがでしょうか。

というのも、その部屋は、

使っていない時間の方が

圧倒的に多い可能性が高いからです。

仮にご両親が泊まることがあるとしても、

おそらくその回数は、

年に1、2回程ではないでしょうか。

その場合は、客間で寝なくても、

リビングに布団を敷いて寝るか、

おそらくまだ寝室として使っていないであろう

子供部屋に布団を敷いて泊まってもらうことでも

問題はないのではないでしょうか。

このことから、

およそ200万円ほどかかるこの部屋も

本当に必要なのかどうかを再考していただくと

良いのではないかと思います。

✔︎最大と最小のどちらも考える

仮に現在、子育て真最中だとしたら

家族の人数が最大か、最大になろうとしている

タイミングで家を建てている状態だと思います。

そのうえで、現在の暮らしが賃貸アパートだとしたら

まさに今、部屋と収納の少なさに

悩まれている状態だと思います。

それゆえに、保険としての意味合いも込めて

少しでも広いお家を建てたいとお考えになるでしょう。

しかし、今後のことを想像すると、

やがて子供たちは家を出て行き、

いつかはご夫婦だけでそこで暮らすことになります。

つまり、やがて部屋は確実に余るということです。

ですから、最大の時のことだけを考えて

家づくりを計画するだけではなく、

いつか訪れる最小になる時のことも同時に考えながら、

家づくりを計画して頂けたらと思います。

このように、お家づくりの「当たり前」とされている

ポイントを一度立ち止まって考えてみることで

本当に必要なものが見えてきて

それぞれのご家庭の暮らしをより豊かにしてくれる

お家づくりができるのではと思います。

ここまで読んできただき、ありがとうございました。

最後に、お知らせです。

　　　♢♢オープンハウスのお知らせ♢♢

長野県上伊那郡飯島町にてオープンハウスを行います！

テーマは「洗濯を愉しむ家」

毎日の洗濯の時間が愉しくなるような工夫がいっぱいのお家です！

日時：2022/11/1(火)ｰ2022/12/4(日)

　　　10:00ｰ17:00

場所：長野県上伊那郡飯島町飯島

完全予約制で受け付けておりますので、

以下の予約サイトまたはお電話からご予約お願い致します。

予約サイト：ミライエ建築工房イベント予約サイト (reserva.be)

電話　　　：080-8160-4937

長野SW会HPのイベントページからもご予約可能です！

是非、お越しください！ご予約お待ちしております！