家を持つということ2022.06.17

こんにちは。ミライエ建築工房の米山です。

先日、長野SW会の皆様に初めてお会いしました。

SW会の皆さんが、いいお家をつくるために目標を共有して、

真剣に話し合いをされている姿からたくさん勉強を

させていただきました。ありがとうございました。

私自身まだまだ勉強不足ですが、これからもっと

頑張りたいと思います。

改めまして、よろしくお願い致します。

そして、前回のコラムの最後にお伝えさせていただいた

家づくり勉強会がいよいよ来週6月26日(日)に開催されます！

（家づくり勉強会の詳細についてはこの投稿の最後に載せるので

ご興味のある方はぜひ、ご予約ください！）

今回の内容は“家を持つということ”

についてお伝えさせて頂ければと思います。

巷ではよく、

「家賃を払うぐらいなら早く家を建てた方がいい」

 というような内容を耳にします。

家を持てば資産になるし、

過去最低基準の低金利が続いているしで、

その理屈はもっともなのですが、

かといって、果たしてみんながみんな若いうちから

家を持つことが正解なのでしょうか？

例えば、賃貸住宅は、

家賃を払うことが主な支出になりますが、

自分の家を持つと、

ローン返済だけというわけにはいきません。

土地や建物という

固定資産を所有したことによって、

税金を市町村に払う必要がありますし、

50〜60年住み続けていくために、

定期的に外壁塗装や修繕なども必要になるため、

その費用も計画的に積み立てて

いく必要があるからです。

それゆえ、単純に家賃と比較するのではなく、

こういった費用も含めた上で、

どっちの選択をするのかを検討することが重要ですし、

家を持つという選択をするならば、

この維持費用がずっと掛かり続けることを

理解しておく必要があります。

また、子供たちが小さいうちに

家を建てるとなれば、

学校を中心に考えて土地を買うようになるため、

土地代も高くなりやすく、

最大人数を想定した間取りによって、

家の価格も高くなりやすくなります。

つまり、必然的に

家づくりの費用が割高になりやすいため、

ローン返済の負担が大きくなり、

結果的に、貯蓄ができなくなってしまう

原因になりかねない、というわけです。

また、子供たちは

ずっと学校に行くわけではないですし、

ずっと家にいるわけではない、

ということも踏まえた上で、

予算をなるだけ抑えられるように、

土地選びをし、間取りを考える必要があります。

そうすることで、固定費が削減でき、

家計に余裕が生まれ、

老後や教育のための

貯蓄をすることできるようになります。

✔︎とにかく貯蓄を優先すること！

もっとも良くないのは、

貯蓄が全くできない予算で、

家を建ててしまうことです。

貯蓄をするゆとりがない状態で

家を建ててしまったら、

倒産や解雇、減給といった不測の事態が起こった時に、

家を手放すことになりかねないからです。

また、これから先は、

税や社会保障費の負担増によって、

可処分所得が下がっていくからです。

それゆえ、充分な貯蓄がない

若いうちから家を持つとするなら、

家を持ちながら貯蓄していけるように、

ゆとりを持たせながら家づくりをしましょう。

例えば、やがて子供たちは出ていくわけなので、

子供部屋の広さや部屋数を

最小限にするという選択肢を持つことも

非常に大切なことかもしれません。

土地の広さに関しても家と同様です。

立地にもよりますが、

単純に土地面積が大きくなれば、

土地価格も高くなってしまいますからね。

ということで、

充分な貯蓄をしながら

家を持つことができそうなら、

早く家を持つことはいいことなので、

きちんとライフプランをした上で、

予算の計画を立てていただければと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

最後に、家づくり勉強会のお知らせです。

今回の内容や

お家づくりにご興味がある方、

不安や悩みなどがある方、

ぜひご参加ください！

◆第2回家づくり勉強会を開催します！◆