COLUMNコラム
建築基準法が変わる?2025.01.20
こんにちは。飯田市の木下工務店です。
2025年もよろしくお願い申し上げます!
【2025年建築基準法改正】4号建築物の区分廃止!何が変わるの?
今回は、2025年4月1日から施行される建築基準法の改正の中でも、多くの方が気になる「4号建築物の区分廃止」について、分かりやすくお伝えします。
そもそも「4号建築物」って何?
「4号建築物」とは、主に小規模な建築物(住宅や小さな店舗など)で、これまで建築確認申請の際に一部の構造審査が免除される特例がありました。例えば、床面積が一定以下の建物や、2階建て以下の木造住宅などが該当していました。
今回の改正で何が変わるの?
2025年の改正では、この「4号特例」と呼ばれる区分が廃止されます。これにより、小規模建築物であっても、すべての建築物が建築確認申請での構造審査の対象となります。
具体的には、次のような点が変わります
- 設計の質が向上: これまで構造計算が不要だった部分についても、詳細な検討が必要になります。
- 確認申請が厳格化: 構造の安全性や耐震性を確実に審査されるようになります。
どうして改正されたの?
改正の背景には、地震大国である日本における建物の安全性向上があります。また太陽光発電パネルが設置される住宅もかなり増加してきました。想定された建物荷重も大きくなり、構造的に見直す必要があると。
特に小規模建築物は「簡易な建物」と思われがちですが、大地震時には建物が倒壊しやすいケースがありました。これを防ぐため、全ての建物に安全基準を適用することが求められたのです。
お客様への影響は?
これから家を建てる方やリフォームを検討している方にとって、確認申請のプロセスが少し複雑になる可能性があります。また、設計にかかる手間やコストが増加する場合もありますが、その分「安全性の高い建物」が提供されますのでご安心ください。
まとめ
2025年の改正で、建築物の安全性がさらに向上し、より安心できる住まいづくりが進みます。
しかし、これらは設計プロセスの中では実は当たり前なこと
長野SW会員は早くから勉強会や研修を重ね、対応できる準備は万全です。私たちも、お客様がスムーズに手続きを進められるようサポートしてまいります。疑問点やご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!
「安心・安全な建物づくりを一緒に!」
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